ユーザーの声

株式会社すが野 代表取締役 菅野弘 様

菅野弘 様

―すが野様は平成19年にPIECEシステムを導入されました。その経緯をお聞かせ下さい。

っかけは、タイムレコーダーが壊れたときに、社員一人ひとりの工数を管理するため、業務基幹システムの入れ替えも同時に検討したことです。
タイムカードではロスが見えない。システムと連動することにより生産計画に基づいた労務管理ができるようになった。これにより原価計算の精度も上がり、実質原価と想定原価の差異が縮まってきた。
また、製品に対して自分たちのコストがどの程度かかるかが明確になり、社員一人ひとりが生産性と工数を常に意識するようになりました。

―PIECEシステムを導入した「決め手」は何ですか?

前は自社内にシステム室がありましたが、担当者のスキルレベルが会社のシステム的なレベルとなっていましたし、システムも経営の根幹を担うには非力すぎました。
全社総体的な仕組み作りをするためには、もっとグローバルなシステムを構築する必要があると感じていました。そこでPIECEの話を聞いたときに「これなら行ける!」と思いました。
総合的に仕組みを見直し、システムを再構築するため導入を決断しました。

―当時、PIECEはまだアキモの一部でしたが、システムを開発する上で情報を開示するリスクはありませんでしたか?

本的にはリスクはありませんでした。
PIECEの社長の人柄から、この会社なら機密情報が絶対に他へ漏れないと信用しています。返って、原料仕入から加工工程、出荷まで当社製品より浅漬のほうが時間的にタイトな面があり、その中から管理方法など参考になるポイントを吸収しようとする意欲が社員にはありました。

―システムの構築において、1番のコンセプトはどのようなことだったでしょうか?

1 番心がけたのは「全員参加のシステム構築」です。
生産や営業に携わる社員一人ひとり、特に若い社員が自分たちで作り上げたシステムという参加意識を持ち、経営参加できる仕組み作りです。
開発開始と同時にキックオフミーティングを開催したり、月例ミーティングを開いて現場の声を最大限に反映する場を設けています。その結果、今回の取り組みで部門間の責任、担当者の責任感、経営への見方や考え方が非常に良くなっていることが見えます。
また、自分たちで考えたアイディアや仕組みがシステム上の仕組みになる。「自分たちが作り上げた」という意識は高く、とてもやる気を高揚しています。

―実際にPIECEシステムの運用が始まってからはいかがですか?

前のシステムと比べて、システムと現場の連携が良くなり、知りたい情報を共有できるようになりました。
また、会社全体で仕組み作りの勉強会が出来上がってきており、社員教育としてはとてもよい流れができています。各部署、各担当で自分たちがやるべきことを理解し、効率的な仕組みを作り出しています。
しかし、未だシステム化できていない部分もありますので、これからも順次積み残しの無いように進めていきます。

―データベースを活用することで、どのようなメリットが出ていますか?

営のポイントは、時代の流れに応じてより早く、的確に問題点・課題に気がつくことです。このシステムは、社長から現場の社員まで同じ情報を見ることができるので、トップが指摘しなくても担当者が自分で原因を見つけて即座に対策を考えられる仕組みになっています。これにより、問題解決までのスピードがより速くなりました。

―「システムを成功させる秘訣」は何でしょうか?

社をあげて経営者から現場担当まで全員参加できること。
ブロックを越えて目的・目標をお互いに共有することで、会社全体のおおきな目標として共有化できること。
これが1番の秘訣だと思います。システムを共通のコミュニケーションツールとして活用すれば達成できる可能性は高い。
現在当社では、現場の人たちが現場でパソコンを使い作業を完結できるレベルになっています。

―最後に、これからPIECEに期待することをお聞かせ下さい。

員一人ひとりのスキルアップによる業務の効率化を推進して下さい。
当社の教育理念は「ともに学びともに喜ぶ」です。年に数回システム勉強会を開催し、業務以外であっても自分が知らないことを知り、自分を高めるチャンスになって欲しい。
すが野システムだけでなくパソコンについても広く学べ、今の時代を感じられるような勉強会が望ましい。そんな中から、システムをさらに活用できるアイディアも出てくると思います。

―ありがとうございました。

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